山形石「室戸鉄丸石」
「室戸鉄丸石」は”室戸岬(高知県室戸市南端の太平洋に突出する岬)”で採取され、最大の特徴である石質が”磁鉄鉱”を含み、”石”と言うより”金属の塊”と言ってもいいほど硬質で叩くと”金属音”がします。
その特徴がら、丸い形の物が多く名前の「鉄丸石」と言うのはその事から名付けられています。その中でも”非常に少ない”のですが太平洋の荒波にもまれた海ずれの面白い形をした石が見受けられます。”この石はその希少な一つです”。
園主日記(ブログ)にも掲載しています。
*卓は含みません。
商品詳細
サイズ | 間口(台座)13cm×高さ(台座含む)9.5cm×奥行8cm |
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発送方法 | 宅急便 |
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特徴である石質が硬質なので角が削られやすく丸い形が多いのですが、この水石の様な
山形で角があり、土坡(石の平坦な部分)との段差が大きい物は滅多にありません。
奥行もあり、全体のバランスが良いです。
硬質だと石肌がツルツルしていて時代が付き難く照りが出るのですが、
この水石はしっとりと時代が付いて深味があります。
石の角に照りがあり、時代が乗った肌との対比が面白いです。
底も切った様な人工的細工もしていません。
台座の大きさや厚さが絶妙で作った職人さんのセンスの良さがうかがえます。
水石の殆どが台座を外して置くと、傾いたりして角度が悪くなり鑑賞し難くなりますが、
この水石は台座が無くても据え置きが良く理想的で、この様な水石は滅多にありません。
上から見ると全体の形が入り組んでいて、構えの良さがよく解ります。
水石の中でも小振りで形が良いものは少ないです。
小振りでありながら雄大な雰囲気を醸し出している様な
「室戸鉄丸石」は中々ないです。
*卓は含みません。