緑寿庵陶翠 作「蕎麦釉窯変輪花丸鉢」・共布共箱
販売価格: 50,000円(税込)
宅急便サイズ: 80cm
緑寿庵陶翠が1970年に開催された大阪万博の記念に制作された記念鉢です。
水野正雄 (明治37年〜昭和50年/1904〜1975)
昭和34年に春松陶苑から独立し、陶翠の名と銘款を継承。
昭和39年(1964年)還暦を機に陶翠から緑寿庵陶翠と改号し、その後5年間だけ作陶する。
商品詳細
サイズ | 左右17.3cm ✕ 高さ6.5cm |
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発送方法 | 宅急便 80サイズ |
他の写真
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共布・共箱になった記念鉢です。
造形的に鋭敏で薄作りになっており、出来栄えが素晴らしいです。
高足の造形からも盆栽のみならず山野草などを植えても飾り映えがします。
蕎麦釉の窯変が美しく、釉薬と窯変のコントラストが見事で趣があります。
高足の部分は台座になっており、鉢と台座が分かれます。
出来栄えの良さからも職人としての技量が伺えます。
一見すると気付きにくいですが輪花が大阪万博(1970年開催)のシンボルマークである
桜を模しており穴の位置も含めて計算された洒落た演出で、記念鉢である由来になっています。
縁に掛けられた釉薬も素晴らしいです。
裏側がら見ても桜を模した造形が綺麗です。
蕎麦釉の落ち着きがある発色と窯変の深みが魅力的で、
鉢の魅力と共に植える物を絶妙に引き立てます。
台座の底にも釉薬が掛けられており、「緑寿庵陶翠」の毛彫り落款があります。
緑寿庵陶翠(1964年)に改号してから5年間だけ作陶をしており、
大阪万博が1970年開催ですから開催が決まった頃に作成された最晩年の作品であると考えられます。
共箱になっています。
共布になっています。
実物から花物に至るまで、植える物を引き立てる釉薬と盆栽鉢には珍しい台座が共になった造形が見事で、
山野草であれば春には「福寿草」、初夏には「ヤマアジサイ」などを植えても洒落ています。
販売価格: 50,000円(税込)
宅急便サイズ: 80cm