平安虹泉作 「緑釉窯変鋲打切足楕円」
商品詳細
平安虹泉は東福寺鉢に魅せられ、昭和40年頃から全くの独学で鉢作りを始める。
焼成を登り窯に固執し、河合勘次郎窯や京都府陶磁器協同組合の共同窯で鉢を焼く。
公害防止条例その他で登り窯が使えなくなって以後登り窯では焼成していない。
この作品は登り窯で焼成された初期の鉢で、鉢作りのきっかけにもなった東福寺を髣髴させる出来栄えです。
園主日記(ブログ)にも掲載しています。
※卓は含みません。
※PCの環境や照明等の影響で写真と実物の色が多少違うことがあります。
商品詳細
サイズ | 間口 20.5cm × 奥行き 17.5cm × 高さ 6cm |
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発送方法 | 宅急便 |
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登り窯に拘ったゆえの作風で、東福寺を髣髴させる素晴らしい出来栄えです。
東福寺に同形の物があり、影響を受けたのが伺えます。
東福寺にも負けず劣らず引けを取らない見事な出来です。
窯変の変わり具合も素晴らしいです。
辰砂釉に窯変した中にも複雑に窯変しており味わい深いです。
櫛目状の筋が内側面に付けられており、
盆栽を植えて培養する際の水通りを促します。
内側に掛かった釉薬にも趣があります。
鉢底穴ですが面取りをしており滞りなく水が抜けるように工夫されています。
奥行きのある楕円なので使い勝手も良いです。
硬すぎず柔らか過ぎない土を使っており、
梨皮泥と見間違える風合いをしております。
表裏で釉薬の発色が変わり、
盆栽を植えた際に使い分けることで雰囲気が変わって飾り映えします。
単色に見える中にも深みのある色彩で美しいです。
間口、奥行き、高さとバランスの良い大きさなので使いやすいです。
厚く掛けられた釉薬が足元にまで垂れていることで趣があり素晴らしいです。
鑑賞の美と実用の美を兼ね備えた素晴らしい作品です。
虹泉が拘った登り窯で焼成された作品は初期の頃に作られた物でしかなく、
現在では登り窯で焼成されていません。
その中でもこの鉢は非常に出来栄えが良く見事です。
登り窯に拘り、その信念で制作された見事な出来栄えの素晴らしい鉢です。
※卓は含みません。